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社員紹介

夛田 一樹

食肉事業統括本部
首都圏第2事業部
営業2課
2008年 経済学部卒

チャレンジを続ける者こそ営業という意識で
大口顧客との関係強化に励む

01

入社以来豚肉一筋に
営業として経験知を積む

私の祖父母はかつて畜産業を営んでおり、生産者がどのような思いを持っているのかということは、子どもの頃から感じるものがありました。生産者の思いをうまく消費者に伝える仕事は何かと考え、JA全農ミートフーズであればそれが叶うのではないかと思ったのが、この会社を選んだ理由です。

入社以来ずっと営業2課に所属していますが、ここは豚を扱っているところです。若手の頃はデリバリーを担当し、産地からの仕入れと販売をコントロールしていました。営業が決めてきた商談に沿ってお客さまに商品を送り届けるのがミッションです。とはいえ、デリバリーからも営業に相談することはよくありました。豚はロースやバラなど6部位に分かれますが、季節で売れる部位も異なり、1頭単位で仕入れるので、売れ筋でない部位だけが余っては困ってしまいます。そんなときはバランスが崩れすぎないよう、営業に売り方を考えて欲しいとお願いするのです。当社では営業は外輪、デリバリーは内輪と言われます。両者が噛み合ってこそ、販売はうまくいきます。さらに、どういう仕組みでデリバリーが行われているのかを知っているのと、知らないのとでは営業のやり方も違ってきます。上司には「デリバリーを知らないと良い営業にはなれない」と言われてきましたが、営業になってそれを実感する場面も多々あります。現在は営業としてデリバリーのことを考えつつ、効率の良い販売を心がけています。

02

大口顧客の営業担当として
お互いの発展性を考えた商談を行う

入社以来福岡、品川、千葉、埼玉の戸田とさまざまなエリアに行きました。現在はある大口の取引先の営業担当として、主に豚肉やその加工品を中心にした商談を行っています。通常の量販店は競合も多く、条件比較や価格などで取り引きが決まっていきます。そのため商品の切り替えも非常に早いのですが、この取引先は少し違います。品質はもちろん、消費者や生産者のためになるのは何なのかということを重視しており、発展性のある取り組みを一緒に考えていくことができるのです。生産者のことも理解してくださっていて、そこはJA全農ミートフーズの考え方にも通じる部分があります。我々は新商品や市場を見てニーズに合ったものを随時提案していきますが、価格に左右されるのではなく、いかにその取引先の理念に合ったものを提供できるかどうか、ということが重要になります。もちろんお互いの考えの不一致というのは常に起こりえますし、シビアな条件交渉を行うこともあります。そこでも互いに話し合い、歩み寄りができるのも今のお客さまのいいところです。互いを発展させていこうという思いがあるからこそ、こちらもそれを汲んだ条件や商品の提案で応えていかなければならないと思っています。この取引先では消費者が生産者に会う取り組みもあり、そこに私たちも同席することができます。量販店ではこのような機会はないため、消費者とお会いして、話を聞きながら意見を商品に反映させていけるのは非常に貴重な機会であり、大事にしたいと思っています。

03

常に新たな取り組みや仕組みを生み出し
変化に対応していくのが営業の役目

JA全農ミートフーズの良さは、やる気があれば可能な限り何でもやらせてもらえるという点です。例えば生産者や産地との条件交渉は難しいので、普通は一人ではなかなかできないものです。しかしJA全農ミートフーズではやる気さえあればチャレンジさせてもらえます。私が若手の頃も、デリバリー機能がうまく働いていない拠点ではそのシステム構築に携わらせてもらいました。若くても機会を与え、自分なりのやり方を認めてくれるので、意欲のある人は年次にかかわらず活躍できるし、結果を出せば評価もしてくれます。私自身は新たな取り組みや仕組み作りを行ってこそ営業だと思っているので、ずっとそれを意識して活動してきました。お客さまも市場も多様化しており、変化についていくにはこれまでのやり方だけではなく、常に新しい方策を探って形にしていかなければならないと思っています。

今私が担当している取引先には、毎年4万頭分もの豚肉を納入しており、商品の量も金額も大きく、JA全農ミートフーズの基幹事業の一つといっていいものです。競合がいないわけではないので、今後も今のベースを元にさらにシェアを取っていけるか、関係性の強化は私の働きにかかっています。ビジネスですからそれなりに結果を出していく必要もあり、それこそ変化にも柔軟に対応していかなければなりません。先方の思いを受け止め、そしてJA全農ミートフーズの思いも理解してもらいながら、互いにより良い道を探っていきたいと思います。