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社員紹介

岡田 聖司

食肉事業統括本部
首都圏西部支店
営業1課
2015年入社 生物生産学部

細やかなやり取りで信頼関係を深めながら
お客さまの求めている商品を追求していく

01

肉の実物を見てもらって、買ってもらう
シンプルながら奥の深い営業手法

牛肉をトラックに積んで売りにいく、それが私の仕事です。一体どういうことだと思われるかもしれませんが、私が所属する西部支店のやり方がこうなのです。毎日牛一頭分の部位を冷蔵トラックに載せ、首都圏の量販店を回って店舗の仕入れ責任者に会い、実物を見てもらって値段交渉をし、商談をまとめます。ときには先方にこちらの冷蔵庫まで来てもらい、肉の検品をすることもあります。普通は商談というと本部などのバイヤーと話し、数か月単位の販売を取りまとめて行うことを想像するでしょう。しかしこんな風に店舗単位の仕入れを行なっている量販店もあるのです。だいたいのお客さまは決まっていますが、焼肉店など、一頭買いを行なっているところに新規営業を行うこともあります。

これは、全農の原点の売り方とも言われていますが、シンプルでスピーディーである分、営業の腕が問われる売り方でもあります。まず自分がどういう肉を選んで持っていくかというところから始まりますが、注文通りのものを見繕うことはもちろん、相手の好みも把握しておかなければ見当違いになってしまいます。随時メールや電話でも注文が入ってきますが、例えばサシが多い方がいいのか、そこまで求めないのか、日頃のお付き合いの中でニーズを把握し、相手の求める品質の肉を提案しなければなりません。仕入れ担当者との関係性を築くまでは大変で、数多くの勉強をさせてもらいましたが、今ではコミュニケーションが深まり、こまやかなやり取りをしながら相手の求める商品を提供できるようになってきました。

02

「全部岡田くんから買うよ」
信頼関係から生まれる嬉しい一言

私はずっと机に座っているのは性に合わないタイプなので、こういう営業スタイルは合っていると思います。もちろん最初からうまくいった訳ではありません。品質や値段等について厳しいことも言われますし、ニーズに合わず、売れないときもあります。そんなときは落ち込みますが、すぐ結果に出る仕事でもある分、やらなければどんどん落ちていってしまいますし、手を抜けば相手にもすぐ伝わります。だから失敗してもすぐに切り替え、前に進んでいくことが大事なのです。やり続けていれば結果も出ますし、積み重ねることで信頼も深くなっていきます。それに、消費者に近い存在の店舗の責任者に対して提案ができるのは、商売の実感も大きいです。だからこそ本当に望まれているものは何なのかと、より深く追求していけると思っています。

信頼関係ができてくると仕事は楽しくなります。お盆や年末年始は肉がよく売れる繁忙期。売上が通常の3〜4倍にもなりますが、「この年末は岡田くんのところから全部買うよ」と言われると、うれしいものです。営業のやり方に決まった型はありません。比較的自由にやらせてもらえるので、肉の画像をSNSで送って相談したり、注文を受けたりもしています。SNSだとみなさんが気軽に連絡をくれるので、受け答えも親身にもなります。直接やり取りすることで素早く対応できるため、関係もより深まっていくと思います。

03

JA全農ミートフーズのネットワークを駆使して
生産者と消費者をつないでいく醍醐味

この仕事をしていていいなと思うのは、JA全農ミートフーズだからこそ、と思える瞬間があることです。関東のお客さまが九州の牛肉が欲しいという要望を持っていると聞けば、JA全農ミートフーズであれば内部から品質にこだわった商品を仕入れて、提案することが可能です。全国規模のネットワークと、即対応できるスピードはJA全農ミートフーズならでは。そこに安全・安心という付加価値があり、自信を持って商品をすすめられるのは、この会社だから可能なことだと思います。そうした商談がまとまったときは、遠く離れている消費者と生産者をつなぐことができた、と達成感で喜びもいっぱいになります。こうしたことも、営業としていろんな場所に行き、さまざまな人と話して一緒に仕事をするからこそつながっていく話です。食肉を通して人と出会い、仕事を広げていくのもこの仕事のやりがいです。

今の仕事は充実感もあり、楽しんでやっていますが、他の部署の仕事も自分の頭が固くならないうちに経験をしてみたいという思いもあります。とはいえ、まだまだ課題もあるので今は足元を固め、今の仕事でしっかり成果を出していくのが目標です。「足を使い、思い切りよく、すぐに行動すること」をモットーに、これからも多くのお客さまに求められる、安全で安心なJA全農ミートフーズ品質の肉を届け続けていきたいと思います。