JA全農ミートフーズ株式会社

相場

2021年11月
副産品

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内臓

1.国産牛

  • 令和3年9月の成牛と畜頭数は、85.2千頭(前年同月比98.7%)と前年をわずかに下回った。
    内訳を見ると、交雑牛は18.4千頭(同101.1%)と前年をわずかに上回ったが、和牛37.8千頭(前年同月比98.4%)・乳牛去勢12.6千頭(同 94.1%)と前年を下回った。
  • 令和3年10月の成牛と畜頭数は、速報値(10/29まで集計)で88.6千頭(前年比94.5%)で、前年をかなり下回った。
  • (独)農畜産業振興機構が10月27日に公表した牛肉の需給予測によると、11月の出荷頭数は和牛・乳牛の出荷頭数の減少により、前年を下回ると予測するとともに、3ヶ月平均(9~11月)でも、和牛・乳牛の出荷頭数の減少により、出荷頭数(前年同期比98.7%)・生産量(同98.3%)ともに前年同期を下回ると見込んでいる。
  • 需要動向は、緊急事態宣言・まん防措置が解除されたこと、輸入原料が品不足・高騰していること、気温が低下して鍋シーズンに突入したことから、外食・ホテル関係等から徐々に引き合いが強まっている。特に、輸入タン・ハラミ・シマ腸の品不足感が強い。
  • 流通価格は各流通業者が荷動き不調時の凍結原料を持っていることから在庫消化の一面が強まると順調に回復していかない可能性がある。

2.国産豚

  • 令和3年9月度の全国の肉豚出荷頭数は1,389千頭(前年比103.1%)となった。
    9月の全国地域別出荷頭数を前年同月比で見ると、北海道112.7%、東北110.9%、関東105.5%、北陸甲信越100.7%、東海129.4%、近畿112.2%、中四国106.6%、九州・沖縄105.2%となった。
  • 令和3年10月の全国と畜頭数は速報値で1,380千頭(10/29まで集計)で、前年同月比93.1%となっている。稼働日数は昨年より1日少なく、1日当たりの平均と畜頭数は65,695頭(前年実績:67,334頭/日、前年比△1,639頭/日)となっている。
  • 農水省食肉鶏卵課の令和3年10月20日付肉豚生産出荷予測によると、今後の出荷予測頭数は令和3年11月1,447千頭(前年同月比100%)、12月1,497千頭(同98%)翌年1月1,418千頭(同100%)、同2月1,327千頭(同99%)、同3月1,406千頭(同93%)と、今後5か月間合計頭数で前年比97.9%と前年をわずかに下回ると予測している。
  • 需要動向は、輸入食肉の高騰等で相対的に安価な豚内臓に引き合いが出ており、焼き材・挽き材・煮込み材として全品目的に堅調に推移している。
    但し、豚足は輸出が停滞していることから国内で消費しきれず、原料を保管する場所もないことからと畜場で廃棄することが増えている話を聞く。
  • 流通価格は外食・中食・内食から引き合いがあるものの、”安価”のため使用しているメーカーが多いと想定されるため一定水準の価格帯で推移している。

3.輸入牛

  • 令和3年9月の輸入通関実績によると牛肉輸入量は全体で50.6千㌧(前年比114.3%、前月比94.0%)と前年をかなり上回った。内訳は、チルドが24.4千㌧(前年比133.3%、前月比104.5%)、フローズンが26.2千㌧(前年比100.9%、前月比86.0%)と、チルド・フローズンともに前年を上回った。前年同月の輸入量が、豪州での生産量の減少に伴う現地価格の高騰やコロナ禍による北米現地工場の稼働の停止等により、大きく減少したためである。
  • (独)農畜産業振興機構が10月27日に公表した牛肉の需給予測によると、10月の輸入量について、チルドが前年の輸入量が現地価格の高騰・コロナ禍の影響により豪州・米国からの輸入量が大きく減少したため前年をやや上回り、フローズンは豪州・米国での現地価格の高騰により、前年をやや下回ると予測している。
    11月の輸入量は、チルドは豪州・北米での現地価格の高騰により前年をやや下回り、フローズンは高騰を続ける米国・豪州からの輸入数量が減少するものの他の生産国での代替で前年並みの輸入量を維持すると見込んでいる。
  • 令和3年9月の冷凍輸入牛レバーは124.5㌧(前年比254.2%・前月比122.2%)で、国別では米国79.0t、豪州33.6t、墨国10.5t、新西蘭1.2tであった。
    冷凍輸入牛腸は1,349.7㌧(前年比139.8%・前月比118.4%)で、国別では米国798.8t、豪州343.3t、墨国161.8t、加奈陀45.3tとなった。

原皮

1.牛原皮

  • 令和3年9月の輸出実績は、43,325枚(前年比103.0%、前月比100.9%)で、前年・前月を上回った。輸出平均価格は3,139円/枚(前年+2,157円、前月+104円)となった。国別実績は、タイ22,530枚(前年比100.6%)、ベトナム13,120枚(同100.7%)、韓国6,475枚(同275.5%)、香港1,200枚(同109.1%)、カンボジアは実績なしであった。一方、ウエットブルーの輸入は、26.7千枚(前年比171.5%、前月比228.9%)、牛大判皮は39.9千枚(前年比399.3%、前月比169.7%)となった。
  • 海外情勢は欧米中の景気減速、半導体不足による自動車減産、コンテナ不足含む輸送経費の高騰等でタンナー向け原皮価格が値下がりしている。
    但し、輸出国別平均価格を2019年比較すると、韓国・ベトナムは高い水準で、タイ(輸出量の約7割)は低い水準で推移していることが分かる。
  • 国内情勢は依然として革製品需要が限定的のため、ホルヌキ原皮以外は品質差で優劣がつきやすい状況である。(=キズが多いと売れない)

2.豚原皮

  • 令和3年9月の輸出実績は、1,132,600枚(前年比119.8%、前月比119.5%)で、前年・前月を上回った。輸出平均価格は623円/枚(前年+314円、前月比-8円)となった。 国別実績は、タイ902.1千枚(前年比144.4%)、ベトナム118.5千枚(同70.1%)、韓国24.9千枚(同142.3%)、カンボジア87.1千枚(同98.5%)、香港・フィリピン・台湾・ミャンマーは実績なし。
  • 需給動向はタイ・ベトナム(輸出量シェア85%)での新型コロナウイルス感染状況が懸念材料ではあるが、今のところ荷動きは堅調である。
    流通価格は中国での電力不足、製造工場での密回避・経費増加等から値下げ基調ではあるが、昨年のように暴落する兆しは見受けられない。

3.レンダリング

1.油脂等

  • 10月渡しの国産食用加工油脂向け豚脂は100円/kg(前月+20円)、牛脂は105円/kg(前月+20円)となった。
    世界的なバイオ燃料需要拡大の影響等によりコロナ禍で食用需要が減退している状況ではあるものの、原料が飼料用・燃料用に流れる可能性も否定できないことから動物油脂の価格が値上がりする結果となった。
  • 9月マレーシア産パーム油相場は、158円(前月+4円)で依然として高値推移している。
    8月生産量は前月比12%増、月末在庫は187万トン(前月比25.3%増)となり、在庫量は昨年6月末以来の高水準となった。
  • 10月の関東飼料用油脂は89円/kg(前月+15円)と20数年では例を見ないほど大幅値上げとなった。工業用油脂は60円/kg(前月+15円)と同様に大幅値上げとなった。
  • 10月のUCオイル(ローリー)飼料用の関東標準価格は、大幅値上げの78円~81円/kg辺り。

備考

1.東京市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉kg)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 5/枝kg
令和 2年7月1日 35/枝㎏ 7/枝kg
令和 3年1月25日 25/枝㎏ 5/枝kg
令和 3年4月1日 35/枝㎏ 7/枝kg
令和 3年4月26日 25/枝㎏ 5/枝kg
令和 3年10月18日 35/枝㎏ 7/枝kg

※乳牛も同様35円/Kg   ※豚正貫物

2.大阪市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉㎏)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 3/枝kg
令和 2年7月1日 35/枝㎏ 4/枝kg
令和 3年1月25日 25/枝㎏ 3/枝kg
令和 3年3月11日 35/枝㎏ 4/枝kg
令和 3年4月19日 25/枝㎏ 3/枝kg
令和 3年10月15日 35/枝㎏ 4/枝kg

※H23.4.1から枝重500㎏以上が510㎏未満に改定

3.東京市場原皮価格                                             (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和牛) 豚原皮
平成31年1月5日 1,000/枚 30/枚
令和元年7月22日 700/枚 10/枚
令和2年3月16日 500/枚 10/枚
令和2年6月15日 100/枚 10/枚
令和2年7月20日 100/枚 2/枚
令和2年9月28日 10/枚 2/枚
令和3年5月24日 10/枚 10/枚

※交雑牛含む

4.大阪市場原皮価格                                            (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和ヌキ) 豚原皮
令和元年7月16日 1,000円/枚 30/枚
令和元年8月15日 1,000円/枚 10/枚
令和2年3月16日 800円/枚 10/枚
令和2年6月22日 300円/枚 10/枚
令和2年7月27日 300円/枚 2/枚
令和2年9月28日 10/枚 2/枚
令和3年6月1日 10/枚 10/枚
5.油脂価格(食用向け)                                           (単位:円/㎏)
価格改定 年 月 日 牛脂 豚脂
令和2年9月1日 95 85
令和2年11月1日 95 80
令和3年2月1日 90 80
令和3年4月1日 85 80
令和3年10月1日 105 100