JA全農ミートフーズ株式会社

相場

2021年04月
副産品

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内臓

1.国産牛

  • 令和3年2月の成牛と畜頭数は、77.0千頭(前年比99.4%、前月比97.9%)となった。
    内訳を見ると、和牛33.5千頭(前年比100.3%)、交雑牛17.1千頭(同97.8%)、乳牛去勢12.5千頭(同 96.1%)であった。
  • 令和3年3月の成牛と畜頭数は、速報値(3/31まで集計)で89.3千頭(前年比111.0%)となっている。
  • (独)農畜産業振興機構が3月29日に公表した牛肉の需給予測によると、4月の生産量は乳牛が前年同月を下回るものの、和牛・交雑牛で増加が見込まれることから、前年同月をやや上回ると予測している。
    3ヶ月平均(2~4月)について、出荷頭数・生産量ともに前年同期を上回ると予測している。
  • 需要動向は、緊急事態宣言解除によって外食業態が徐々に回復し始めており、輸入品の代替需要と相まって荷動きが出てきている。
    特に、小腸・シマチョウはネット通販等の引き合いで堅調に推移している。
  • 大阪食肉市場が3月11日と畜分から、東京食肉市場が4月1日と畜分から10円/枝kgの値上げ改定(緊急事態宣言発令前価格)を公表した。

2.国産豚

  • 令和3年2月度全国の肉豚出荷頭数は1,336千頭(農林水産統計3/31公表 前年同月比101.1%、前月比94.3%)となった。
    2月の全国地域別出荷頭数を前年同月比で見ると、北海道101.1%、東北102.5%、関東102.7%、北陸甲信越101.2%、東海111.4%、近畿101.2%、中四国101.7%、九州・沖縄97.2%となった。
  • 令和3年3月の全国と畜頭数は、速報値で1,492千頭(3/31まで集計)、前年同月比104.0%となっている。稼働日数では昨年より2日間多い23日となり、1日当たりの平均と畜頭数は速報値段階で64,891頭となっている。(前年は68,315頭/日)
  • 農水省食肉鶏卵課令和3年3月24日付肉豚生産出荷予測によると、今後の出荷予測頭数は令和3年4月1,367千頭(前年同月比94%)、5月1,336千頭(同104%)、6月1,280千頭(同97%)、7月1,298千頭(同96%)となっている。
  • 需要動向は、内食・中食メーカー需要に加えて外食需要の回復で動きが出てきたが、部位(レバー、直腸)によっては依然として市中在庫が重い状況である。
    豚白物は需要期終了で市中在庫が増えていくだろうが、現時点では極端に流通価格が下がる話は聞こえてこない。
  • 大阪食肉市場は3月11日と畜分から1円/枝kgの値上げ、東京食肉市場は4月1日と畜分から2円/枝kg値上げ改定(緊急事態宣言発令前価格)を公表した。

3.輸入牛

  • 令和3年2月の輸入通関実績によると牛肉輸入量は全体で37.3千㌧(前年比89.2%、前月比84.8%)となった。
    内訳は、チルドが17.8千㌧(前年比93.3%、前月比86.7%)、フローズンが19.4千㌧(同 85.7%、同 83.1%)となった。
    チルド輸入量は北米からの入船遅れ、豪州および米国における現地価格の高騰等から前年を大幅に下回り、フローズンはチルド同様の影響に加え、前年の輸入量が多かったことから、4月も大幅に下回ると予測される。
  • (独)農畜産業振興機構が3月29日に公表した牛肉の需給予測によると、チルド輸入量は北米からの入船遅れの影響、米国・豪州における現地価格の高騰等から、3月、4月ともに前年同月を大幅に下回ると予測している。
    フローズン輸入量について、3月は北米からの入船遅れの影響等から大きく下回り、4月は前年の輸入量が多かったことから大幅に下回ると予測している。
  • 令和3年1月の冷凍輸入牛レバーは66.9㌧(前年比61.7%・前月比90.2%)で、国別では米国35.8t、豪州8.1t、墨国22.9tであった。
    冷凍輸入牛腸は708㌧(前年比73.3%・前月比69.4%)で、国別では米国428.5t、豪州146.0t、墨国49.8t、加奈陀84.1tとなった。

原皮

1.牛原皮

  • 令和3年2月の輸出実績は、47,265枚(前年比188.1%、前月比105.6%)で、前年を大幅に上回った。輸出平均価格は1,754円/枚(前年比-499円、前月比+45円)で、6カ月連続で前月比がプラスに転じた。 国別実績は、タイ32,220枚(前年比274.4%)、ベトナム10,280枚(同実績なし)、韓国4,765枚(同40.7%)のみで、香港は実績がなかった。一方、ウエットブルーの輸入は、15.6千枚(前年比118.4%、前月比189.0%)、牛大判皮は14.9千枚(前年比62.5%、前月比121.2%)となった。
  • 海外情勢はアメリカの大規模な経済対策や新型コロナワクチン普及等による経済活動回復への期待感から自動車・家具用以外の需要も上向き、世界的な流通価格は底値感から一定程度戻り始めている。但し、供給に見合う需要ではないことが予想されることからまだ予断を許さない状況である。
  • 国内情勢は主力の袋物消費が依然として苦戦していることから、荷動きの回復には時間がかかるだろう。

2.豚原皮

  • 令和3年2月の輸出実績は、1,167,098枚(前年比107.8%、前月比127.3%)で、前年・前月ともに上回った。輸出平均価格は448円/枚(前年比-16円、前月比+12円)となった。 国別実績は、タイ859.7千枚(前年比105.3%)、ベトナム199.4千枚(同143.6%)、韓国21.4千枚(同75.6%)、カンボジア86.5千枚(同111.6%)、香港・フィリピン・台湾・ミャンマーは実績なし。
  • 需給動向は、世界的な新型コロナワクチン普及による外出意欲向上等で靴の売れ行きが期待され、堅調な荷動き・価格推移をしている。
  • 輸出用コンテナの不足、海上運賃の値上がりは依然としてあるものの、今後の展望は明るいことが予想される。

3.レンダリング

1.油脂等

  • 3月渡しの国産食用加工油脂向け豚脂は80円/kg(据置き)、牛脂は90円/kg(据置き)となった。
    豚脂は依然として外食需要が低迷していることから各社の在庫はタンク繰りに苦労するほど重たい状況である。
    牛脂は原料供給量の増加、中国人観光客に人気の石鹸需要が減少したことから、近い将来もう一段階値下げする可能性が高い。
  • 2月マレーシア産パーム油相場は、132円(前月+31円)で高値推移している。要因は①減産(ラニーニャ現象による多雨、コロナ影響による農園労働者不足)、②シカゴ大豆・大豆油相場の高騰、③減産期による供給ひっ迫。1月生産量は前月比15.5%減少し、月末在庫は132万トンとなった。低水準でタイト感は継続している。
  • 2月の関東飼料用油脂は74円/kgと前月・前年とも同様であった。工業用油脂は45円/kgと前月・前年とも同様であった。
  • 2月のUCオイル(ローリー)飼料用の関東標準価格は、前月・前年と同様の63円~66円/kg辺り。

備考

1.東京市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉kg)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
平成28年6月6日 40/枝㎏ 9/枝kg
平成31年4月1日 45/枝㎏ 9/枝kg
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 5/枝kg
令和 2年7月1日 35/枝㎏ 7/枝kg
令和 3年1月25日 25/枝㎏ 5/枝kg
令和 3年4月1日 35/枝㎏ 7/枝kg

※乳牛も同様35円/Kg   ※豚正貫物

2.大阪市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉㎏)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
平成28年5月30日 40/枝㎏ 5/枝kg
平成31年4月1日 45/枝㎏ 5/枝kg
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 3/枝kg
令和 2年7月1日 35/枝㎏ 4/枝kg
令和 3年1月25日 25/枝㎏ 3/枝kg
令和 3年3月11日 35/枝㎏ 4/枝kg

※H23.4.1から枝重500㎏以上が510㎏未満に改定

3.東京市場原皮価格                                             (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和牛) 豚原皮
平成30年11月1日 1,000/枚 100/枚
平成31年1月5日 1,000/枚 30/枚
令和元年7月22日 700/枚 10/枚
令和2年3月16日 500/枚 10/枚
令和2年6月15日 100/枚 10/枚
令和2年7月20日 100/枚 2/枚
令和2年9月28日 10/枚 2/枚

※交雑牛含む

4.大阪市場原皮価格                                            (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和ヌキ) 豚原皮
平成31年1月28日 1,300円/枚 30/枚
令和元年7月16日 1,000円/枚 30/枚
令和元年8月15日 1,000円/枚 10/枚
令和2年3月16日 800円/枚 10/枚
令和2年6月22日 300円/枚 10/枚
令和2年7月27日 300円/枚 2/枚
令和2年9月28日 10/枚 2/枚
5.油脂価格(食用向け)                                           (単位:円/㎏)
価格改定 年 月 日 牛脂 豚脂
令和2年2月1日 90 95
令和2年8月1日 95 95
令和2年9月1日 95 85
令和2年11月1日 95 80
令和3年2月1日 90 80