JA全農ミートフーズ株式会社

相場

2020年5月
副産品

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内臓

1.国産牛

  • 令和2年3月の成牛と畜頭数は、80.5千頭(前年比96.7%)となった。
    内訳を見ると、和牛33.6千頭(前年比94.9%)、交雑牛18.1千頭(同 92.9%)、乳牛去勢13.4千頭(同 95.2%)であった。
  • 令和2年4月の成牛と畜頭数は、速報値(4/30まで集計)で82.1千頭(前年比89.8%)と前年を下回った。
  • (独)農畜産業振興機構が4月27日に公表した牛肉の需給予測によると、5月の生産量は和牛の出荷頭数の増加が見込まれるものの、交雑種、乳用種の減少が見込まれることから、前年同月をわずかに下回ると予測している。
    3ヶ月平均(3~5月)では、出荷頭数、生産量ともに前年をわずかに下回ると予測している。
  • 需要動向については、非常事態宣言が発令されてから急激に落ち込んだ。タン・ハラミ含む単品の荷動きはほぼ無い状況。
    外食メインのため、宣言解除でも仕入をすぐに再開する取引先は少ないだろう。
  • 新型コロナウイルスの影響による外食低迷で、東京・大阪食肉市場が時限的に価格改定を実施した。(4/20と畜分より)

2.国産豚

  • 令和2年3月度全国の肉豚出荷頭数は1,434千頭(農林水産統計4/30公表 前年同月比107.1%、前月比108.5%)となった。
    3月の全国地域別出荷頭数を前年同月比で見ると、北海道113.0%、東北109.7%、関東107.4%、北陸甲信越104.5%、東海92.6%、近畿111.7%、中四国102.6%、九州・沖縄108.1%となった。
  • 令和2年4月の全国と畜頭数は、速報値で1,409千頭(3/31まで集計)、前年同月比100.3%となっている。稼働日数では昨年より1日多く、1日当たりの平均と畜頭数は速報値段階で67,076頭となっている。(前年は70,244頭/日)
  • 農水省食肉鶏卵課令和2年3月13日付 肉豚生産出荷予測によると、今後の出荷予測頭数は令和2年5月1,311千頭(前年同月比97%)、6月1,257千頭(同104%)、7月1,281千頭(同94%)、8月1,306千頭(同104%)となっている。
  • 需要動向について、量販店需要で豚耳と豚ガツは動いているが、その他部位は非常事態宣言が発令されてから急激に落ち込んだ。
    外食メインのため、キャンセル対応が相次ぎ、各社の凍結在庫は増加している。一部ではと場にて廃棄処理をしていると聞く。
  • 新型コロナウイルスの影響による外食低迷で、東京・大阪食肉市場が時限的に価格改定を実施した。(4/20と畜分より)

3.輸入牛

  • 令和2年3月の輸入通関実績によると牛肉輸入量は全体で47.5千㌧(前年比121.2%、前月比113.6%)となった。
    内訳は、チルドが24.9千㌧(前年比111.2%、前月比129.9%)、フローズンが22.6千㌧(同134.6%、同 99.7%)となった。
    チルドの輸入量は米国産が前年比で減少もほぼ前月並みの水準となり、豪州産が2月入荷予定が3月にずれ込んだことで増加した。
  • (独)農畜産業振興機構が4月27日に公表した牛肉の需給予測によると、チルドビーフ輸入量は、4月は前年同月を下回り、5月は新型コロナウイルス感染症の影響により、国内需要の減少が見込まれることから、前年同月をやや下回ると予測している。
  • 令和2年3月の冷凍輸入牛レバーは65.5㌧(前年比99.7%・前月比60.5%)で、国別では米国31.3t、豪州15.8t、墨国18.4tであった。
    冷凍輸入牛腸は1,323㌧(前年比117.3%・前月比136.9%)となった。

原皮

1.牛原皮

  • 令和2年3月の輸出実績は、37,240枚(前年比80.9%、前月比148.2%)で、前月を大きく上回った。輸出平均価格は1,895円/枚(前年比-773円、前月比-358円)と前年・前月を下回った。 国別実績は、タイ22,205枚(同117.6%)、韓国11,075枚(前年比79.1%)、ベトナム3,960枚(実績なし)、台湾、香港は実績なし。一方、ウエットブルーの輸入は、18.3千枚(前年比60.0%、前月比138.7%)、牛大判皮は25.9千枚(前年比102.5%、前月比108.6%)となった。
  • 国内需要は休業等で弱い。アジアのタンナーは欧米メーカーからの発注キャンセルが相次ぎ稼働率が低い。輸出割合を増やしているが、国内在庫が増加。
  • 価格は下げ止まっていたが、最終製品の需要が回復しない限り、更なる価格下落が想定される。

2.豚原皮

  • 令和2年3月の輸出合計は、853,430枚(前年比75.6%、前月比78.9%)と前年・前月を下回った。輸出価格は452円/枚(前年比+199円、前月比-20円)となった。 国別実績は、タイ608.5千枚(前年比71.8%)、韓国54.1千枚(同125.2%)、カンボジア72.8千枚(同54.7%)、ベトナム118千枚(同112.2%)、香港・フィリピン・台湾・ミャンマーとも実績なし。
  • 製品需要がないためにタンナー在庫は増加。タンナーの原皮仕入抑制が国内在庫の余剰感に繋がっている。大手タンナーが6月に一部工場を閉鎖(休業)するらしい。
  • 価格は4~6月の交渉で1ドル以上の値下げとなり大幅下落している。
  • 国際情勢が回復しない限り豚皮の状況は厳しさが続くと思われる。

3.レンダリング

1.油脂等

  • 4月渡しの国内産食用加工油脂向け豚脂は25ヶ月保合95円/kgとなり、牛脂は保合90円/kg(前年+5円)となった。
    需給動向は新型コロナウィルスの影響で飲食店の来客減やイベント等での消費が低迷し、油脂原料も減少の一途である。
    国際市場相場も急落・軟化していることから需給安定が最優先な状況。
  • 3月マレーシア産パーム油相場は、前月より下げて81円となった(前月比-12円、前年比0円)。2月生産量は前月10.0%減少し、月末在庫も4.2%減少している。新型コロナウィルスによる各国の需要・供給面が不透明のため先が読めない展開である。
  • 3月の関東飼料用油脂は74円/kgと前月・前年とも同様であった。工業用油脂は45円/kgと前月・前年とも同様であった。
  • 3月のUCオイル(ローリー)飼料用の関東標準価格は、前月・前年と同様の63円~66円/kg辺り。

備考

1.東京市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉kg)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
平成24年11月19日 30/枝㎏ 7/枝kg
平成26年6月9日 30/枝㎏ 9/枝kg
平成26年11月10日 35/枝㎏ 9/枝kg
平成28年6月6日 40/枝㎏ 9/枝kg
平成31年4月1日 45/枝㎏ 9/枝kg
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 5/枝kg

※乳牛も同様25円/Kg   ※豚正貫物

2.大阪市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉㎏)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
平成23年6月20日 40/枝㎏ 5/枝kg
平成24年7月13日 30/枝㎏ 5/枝kg
平成26年11月10日 35/枝㎏ 5/枝kg
平成28年5月30日 40/枝㎏ 5/枝kg
平成31年4月1日 45/枝㎏ 5/枝kg
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 3/枝kg

※H23.4.1から枝重500㎏以上が510㎏未満に改定

3.東京市場原皮価格                                             (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和牛) 豚原皮
平成29年1月23日/16日 1,500/枚 180/枚
平成30年5月14日 1,500/枚 150/枚
平成30年9月25日 1,500/枚 100/枚
平成30年11月1日 1,000/枚 100/枚
平成31年1月5日 1,000/枚 30/枚
令和元年7月22日 700/枚 10/枚
令和2年3月16日 500/枚 10/枚

※交雑牛含む

4.大阪市場原皮価格                                            (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和ヌキ) 豚原皮
平成30年5月28日 1,800円/枚 110/枚
平成30年10月9日 1,800円/枚 60/枚
平成30年11月1日 1,300円/枚 60/枚
平成31年1月28日 1,300円/枚 30/枚
令和元年7月16日 1,000円/枚 30/枚
令和元年8月15日 1,000円/枚 10/枚
令和2年3月16日 800円/枚 10/枚
5.油脂価格(食用向け)                                           (単位:円/㎏)
価格改定 年 月 日 牛脂 豚脂
平成28年6月1日 93 88
平成29年11月1日 90 90
平成30年4月1日 90 95
平成31年3月11日 85 95
令和2年2月1日 90 95