JA全農ミートフーズ株式会社

相場

2020年7月
副産品

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内臓

1.国産牛

  • 令和2年5月の成牛と畜頭数は、78.5千頭(前年比97.6%)となった。
    内訳を見ると、和牛35.2千頭(前年比101.7%)、交雑牛17.2千頭(同 91.4%)、乳牛去勢13.4千頭(同 95.7%)であった。
  • 令和2年6月の成牛と畜頭数は、速報値(6/30まで集計)で85.3千頭(前年比108.2%)と前年を上回った。
  • (独)農畜産業振興機構が6月25日に公表した牛肉の需給予測によると、7月の生産量は和牛が前年同月並みとなるものの、交雑種・乳用種で出荷頭数の減少が見込まれることから前年同月をわずかに下回ると予測している。
    3ヶ月平均(5~7月)では、出荷頭数、生産量ともに前年同期をわずかに下回ると予測している。
  • 需要動向については、外食の一部回復で赤物は荷動きが出てきたが、白物の腸関係(煮込み商品)は荷余り感が強い。
    外食メインのため全体的に荷動きは良くないが、発生量が少ない部位は引き合いが出てきた。
  • 東京・大阪食肉市場が外食産業の若干の改善が見られることから、7月1日と畜分から値上げの価格改定を決定した。

2.国産豚

  • 令和2年5月度全国の肉豚出荷頭数は1,290千頭(農林水産統計6/30公表 前年同月比95.1%、前月比89.0%)となった。
    5月の全国地域別出荷頭数を前年同月比で見ると、北海道102.1%、東北100.4%、関東91.1%、北陸甲信越96.0%、東海88.8%、近畿85.3%、中四国95.5%、九州・沖縄95.7%となった。
  • 令和2年6月の全国と畜頭数は、速報値で1,316千頭(6/30まで集計)、前年同月比108.4%となっている。稼働日数では昨年より2日多く、1日当たりの平均と畜頭数は速報値段階で59,818頭となっている。(前年は60,699頭/日)
  • 農水省食肉鶏卵課令和2年6月24日付肉豚生産出荷予測によると、今後の出荷予測頭数は令和2年7月1,290千頭(前年同月比95%)、8月1,269千頭(同101%)、9月1,306千頭(同101%)、10月1,484千頭(同101%)となっている。
  • 需要動向について、加工原料や夏場需要でタン、ハツ、ハラミ、ガツ、耳は動きがある。その他部位は回復の動きはなく、特にレバーは悪い。
    冷凍庫が満庫状態で、売れていないもの、単価が安いものは、と場にて廃棄処理が続いていると聞く。
  • 東京・大阪食肉市場が外食産業の若干の改善が見られることから、7月1日と畜分から値上げの価格改定を決定した。

3.輸入牛

  • 令和2年5月の輸入通関実績によると牛肉輸入量は全体で50.0千㌧(前年比103.0%、前月比72.4%)となった。
    内訳は、チルドが20.6千㌧(前年比89.0%、前月比72.7%)、フローズンが29.5千㌧(同 115.8%、同 72.2%)となった。
    チルドの輸入量は新型コロナウイルスに伴う工場稼働率の低下や4月の輸入量増加の反動により前年・前月ともに下回る結果となった。
  • (独)農畜産業振興機構が6月25日に公表した牛肉の需給予測によると、緊急事態宣言解除に伴い外食需要の回復が期待されるものの、一方で国内の在庫量が高水準であること、新型コロナウイルスの拡大に伴う北米の現地工場の操業停止などにより生産量が減少し現地価格が高騰していたこと等から、 チルド輸入量は6月はかなりの程度、7月は大幅に前年同月を下回り、3カ月平均(5~7月)でも前年同期をかなりの程度下回ると予測している。
  • 令和2年4月の冷凍輸入牛レバーは117.4㌧(前年比165.3%・前月比154%)で、国別では米国71.4t、豪州33.0t、墨国12.9tであった。
    冷凍輸入牛腸は985㌧(前年比65.2%・前月比87.2%)となった。

原皮

1.牛原皮

  • 令和2年5月の輸出実績は、35,815枚(前年比89.8%、前月比134%)で、前年を下回ったが、前月を大きく上回った。輸出平均価格は1,064円/枚(前年比-1,435円、前月比-564円)と前年・前月を大きく下回った。 国別実績は、タイ10,400枚(前年比64.0%)、韓国5,755枚(同62.9%)、ベトナム19,160枚(同444.5%)、台湾500枚(19.7%)、香港は実績なし。一方、ウエットブルーの輸入は、26.3千枚(前年比82.3%、前月比88.2%)、牛大判皮は34.7千枚(前年比114.4%、前月比108.3%)となった。
  • 国内外のタンナーには原皮、ウェットブルー、製品革の在庫が多く、海外タンナーは従業員対策のために原皮の仕入をしている。(=最終製品の動きが鈍い)
  • 国内タンナーが買えない余剰原皮が輸出に回っている。また、ベトナム向け輸出価格は約5ドルの状況である。(=赤字販売であり、価格の回復は当分厳しいと想定される)
  • 東京・大阪食肉市場が6月中旬から、さらなる値下げの価格改定を決定した。

2.豚原皮

  • 令和2年5月の輸出合計は、1,138,756枚(前年比139.1%、前月比92.2%)と前年を上回ったが、前月を下回った。輸出価格は314円/枚(前年比+48円、前月比-79円)となった。 国別実績は、タイ794千枚(前年比129.3%)、韓国30.9千枚(同144.4%)、カンボジア90.6千枚(同83.9%)、ベトナム195.5千枚(同260.0%)、香港27.7千枚(同実績なし)・フィリピン・台湾・ミャンマーとも実績なし。
  • 牛皮同様の状況であり、海外タンナーの原皮仕入抑制で価格の値下がりが目立つ。(=1枚2ドル程度と聞く)
  • 国際情勢が回復しない限り豚皮の価格は上向かないと想定されるが、秋口以降から少し荷動きが出てくるという声も聞こえる。

3.レンダリング

1.油脂等

  • 6月渡しの国内産食用加工油脂向け豚脂は27ヶ月保合95円/kgとなり、牛脂は保合90円/kg(前年+5円)となった。
    需給動向は内食化が続き家庭用加工食品(即席麺、カレー、シチュー等)が好調だが、外食産業(ラーメン店、とんかつ店等)の需要が大きく減退し、ラードの需給はこれまでのタイト感から若干の緩みが表面化しつつある。
  • 4月マレーシア産パーム油相場は、前月より上げて83円となった(前月比+2円、前年比0円)。4月生産量は前月4.4%増加し、月末在庫も18.3%増加している。原油安が相場を圧迫していたが、原油相場の回復とインドの輸入再開等が好材料となり、安値の底打ち感はある。
  • 6月の関東飼料用油脂は74円/kgと前月・前年とも同様であった。工業用油脂は45円/kgと前月・前年とも同様であった。
  • 6月のUCオイル(ローリー)飼料用の関東標準価格は、前月・前年と同様の63円~66円/kg辺り。

備考

1.東京市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉kg)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
平成26年6月9日 30/枝㎏ 9/枝kg
平成26年11月10日 35/枝㎏ 9/枝kg
平成28年6月6日 40/枝㎏ 9/枝kg
平成31年4月1日 45/枝㎏ 9/枝kg
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 5/枝kg
令和 2年7月1日 35/枝㎏ 7/枝kg

※乳牛も同様35円/Kg   ※豚正貫物

2.大阪市場内臓価格                                         (単位:円/枝肉㎏)
価格改定 年 月 日 牛内臓 豚内臓
平成24年7月13日 30/枝㎏ 5/枝kg
平成26年11月10日 35/枝㎏ 5/枝kg
平成28年5月30日 40/枝㎏ 5/枝kg
平成31年4月1日 45/枝㎏ 5/枝kg
令和 2年4月20日 25/枝㎏ 3/枝kg
令和 2年7月1日 35/枝㎏ 4/枝kg

※H23.4.1から枝重500㎏以上が510㎏未満に改定

3.東京市場原皮価格                                             (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和牛) 豚原皮
平成30年5月14日 1,500/枚 150/枚
平成30年9月25日 1,500/枚 100/枚
平成30年11月1日 1,000/枚 100/枚
平成31年1月5日 1,000/枚 30/枚
令和元年7月22日 700/枚 10/枚
令和2年3月16日 500/枚 10/枚
令和2年6月15日 100/枚 10/枚

※交雑牛含む

4.大阪市場原皮価格                                            (単位:円/枚)
価格改定 年 月 日 牛原皮(和ヌキ) 豚原皮
平成30年10月9日 1,800円/枚 60/枚
平成30年11月1日 1,300円/枚 60/枚
平成31年1月28日 1,300円/枚 30/枚
令和元年7月16日 1,000円/枚 30/枚
令和元年8月15日 1,000円/枚 10/枚
令和2年3月16日 800円/枚 10/枚
令和2年6月22日 300円/枚 10/枚
5.油脂価格(食用向け)                                           (単位:円/㎏)
価格改定 年 月 日 牛脂 豚脂
平成28年6月1日 93 88
平成29年11月1日 90 90
平成30年4月1日 90 95
平成31年3月11日 85 95
令和2年2月1日 90 95